Journaline

概要

デジタル・ラジオ用のテキスト・サービス

 

Journaline® は、DABおよびDRMデジタルラジオシステム用の新しいデータアプリケーションで、階層構造のテキスト情報を提供します。ユーザーは、現在関心のあるトピックに素早く簡単にアクセスできます。

  • 階層型の分類されたテキストメッセージ
  • デジタル放送サービス専用の設計
  • DABおよびDRM用EWF(緊急警報機能)の必須要素
  • 極低ビットレート要件
  • XMLなどの標準フォーマット上の、放送事業者の既存コンテンツ・ソースからインポートや変換が可能
  • 安価な民生用受信機向けに最適化
  • 埋め込み型、外部参照型の画像および図
  • モバイル受信機に必要な非常に扱いやすいデコーダーのリソースおよび表示ハードウェア要件
  • 高品質テキスト読み上げ再生用メタデータ・オプション
  • お気に入りのトピックにすぐにアクセスできるホットキーまたはステーション・キー
  • 受信品質許容度のプッシュ保存サービス
  • ITU(国際電気通信連合)準拠の無線字幕(視聴覚障害者用字幕)標準化技術

応用分野

Journalineは国際標準です。詳細は、ETSI(欧州電気通信標準化機構)から無料でダウンロードできます。

Journalineのデータサービスは、2007年9月に開かれた世界デジタルマルチメディア放送 (DMB) フォーラムで国際的に認められた規格に準拠しており、ETSI から無料でダウンロードできます。このデータサービスは、現在DAB/DMBおよびDRMデジタル無線伝送の一環として放送されています。このサービスは、システム開発の主要目的として掲げられた低データ消費量を実現しており、ほぼすべての放送プラットフォームに適しています。Journalineは階層型のトピック構造をしているので、ユーザーはすべての受信情報(番組関連情報、番組とは別のテキスト情報の両方)を閲覧し、お気に入りのニュースを選択できます。

Journalineでは、ラジオ局はリスナーにラジオ受信機で直接入手できる情報を簡単に提供できます。これまで、こうした情報は、放送終了後しばらくしてからオンラインサイトでしか入手できないものでした。また、Journalineのホットボタンの双方向性機能を通じて、放送事業者はリスナーとやりとりし、反応を感じ取ることができます。Radio Schooling Services(無線教育サービス)の場合、Journaline上に教科書の内容が表示されるので、学生はいつでも多言語で受講でき、生放送の授業中に、教師に質問できます。またPublic Signage(公共標識)サービスでは、動きのある低ビットレートのJournalineテキストページと画像を、大型スクリーン表示用のトピック別デザインテンプレートリファレンスと組み合わせて実施できます。EWF(緊急警報機能)についても、Journalineを通じて、リスナーがオンデマンドの詳細な指示と情報にオンデマンドでアクセスすることができ、聴覚に障害をもつユーザーや外国からの旅行者に届けることができる中核的な構成要素です。さらに、Journalineは、聴覚障害のあるリスナーがラジオ番組の内容をこれまで以上に理解できるようにする無線字幕サービスのための技術基盤でもあります。

提供状況

Journaline Core Decoder(コア・デコーダー)の実装は、無線受信機、モジュール、チップセット、携帯電話、自動車、またはティアワンの製造企業にライセンス供与できます。対応プラットフォームは、Windows PC、Linux PC、アンドロイド、多種多様な組み込み制御用マイコンのプラットフォームなどです。詳細情報はお問い合わせください。

必須となるJournaline特許および商標ライセンスは、選択したソフトウェア実装に関係なく、フラウンホーファーから取得できます。

フラウンホーファーの DRM ContentServer 技術と DAB ContentServer 技術は、Journalineがお届けする豊かなDAB放送とDRM放送にとって理想的なエンコーダソリューションです。

詳しくは

製品パンフレット

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