Fraunhofer Sonamic®

Fraunhofer Symphoriaは、車室空間における3Dサウンドを現実のものにします。Fraunhofer Sonamicファミリーの一連の新技術は、車載音響製品にインテリジェントなオーディオ処理をもたらし、車載エンターテインメント・システムのユーザー・エクスペリエンスを新たなレベルに引き上げます。

Fraunhofer Sonamicの詳細は、amm-info@iis.fraunhofer.deまでお気軽にお問い合わせください。フラウンホーファーの音響専門家がお客様に最適なソリューションをご提案いたします。

Sonamic Loudness

車載オーディオ・ソースの種類はここ数年で大幅に増加し、今やUSBスティック、MP3プレーヤー、スマートフォンからのオーディオ・データを車内で簡単に再生できるようになりました。しかし、オーディオ・ソースごとに音量レベルが異なり、ドライバーはその都度、調整を強いられます。音量調整は面倒であるだけでなく、ドライバーの注意が一時的に散漫になるため安全面でも危険を伴います。

Fraunhofer Sonamic Loudnessテクノロジーは、ラジオ・チャネル、メディア・ソース、またはオーディオ・トラックを切り替えても音量レベルを一定に保つことにより、乗員の快適性と安全性を高めます。当然、音楽のダイナミック・レンジや音質を損ないません。

Sonamic Enhancement

高音質を得るには、オーディオ・コーデックを十分に高いビットレートを使用すれば、オーディオCDやロスレス・コーデックの品質レベルに達することは容易に可能です。しかし、商業利用の場合、伝送コストを抑えるために低ビットレートまたは超低ビットレートが使用され、不自然な音になることがあります。

Fraunhofer Sonamic Enhancementテクノロジーは、インテリジェントなブラインド検出により、そうした問題を一気に解決することを可能にします。このアルゴリズムは、コーデックやビットレートに関する追加情報を一切必要とせず、mp3、AAC、AC3などのあらゆる関連オーディオ・コーデックや衛星ラジオで使用されているコーデックを処理することができます。そのため、再生するコンテンツのタイプ(音楽、音声、または混合)に左右されず、オーディオ・コンテンツを受信するチャネル(ストリーミング、衛星ラジオなど)にも影響しません。

Sonamic TimeScaling

ハイブリッドラジオのシームレスな切り替え

 

ハイブリッドラジオを搭載した自動車では、ラジオを聴きながら走行中に放送圏外になってもそのラジオ局を聴き続けることができます。これは、ラジオ局の電波放送とウェブストリーミングを組み合わせることで実現します。しかし、ウェブストリーミングは電波信号の受信に比べて20秒以上の遅延が生じることがあります。そのため、ウェブストリーミングとの切り替えの際、遅れた放送部分は飛ばされるか、2回流れることになり、いずれにしてもユーザーに不満が残ります。Fraunhofer Sonamic TimeScalingは、電波信号とストリーミング信号を同期することにより、切れ目が感じられない正確な切り替えを実現します。

このシームレスな切り替えのために、システムは電波信号が間もなく中断することを事前に認識します。それを受けて、ラジオ機はウェブストリーミングとの現在のオフセットを計算し始めます。結果の値は、リスナーにわからないように信号を遅らせるために必要です。この時間差を補正することでシームレスな切り替えが可能になり、放送圏外になってもラジオ局を聴き続けることができます。

また、電波信号の強度が回復して再び良好な受信が可能になったとシステムが判断した場合、逆の処理が行われます。つまり、インターネット・アクセスに使用する移動データ通信量を最小限に抑えながら、ウェブストリーミングから電波信号にシームレスに切り替えることが可能です。

Sonamic Panorama

音楽が生き生きと蘇る

 

近年、新車を購入しようとする人々は何か特別なものを求めるようになっています。内装やその他の特別な機能に重きをおいているのです。フラウンホーファーのSonamic Panoramaは、サウンド・システムを真のセールス・ポイントに変え、ドライバーと同乗者が自分達の大好きなバンドと一緒にステージに立っている、そんなフィーリングをもたらしてくれます。まさに音楽がそのすべての豊かさと強さとともに蘇ってきます。

Sonamic Panoramaでは、音が全方向からドライバーを包み込み、音源はU字型のサウンドステージに均等に分散されています。ステレオ信号の外側の音源から出る音はリスナーの背後から側面に流れ、中間音源からの音はそのままリスナーの正面に直接届きます。つまり、他の方法であれば純粋なステレオ再生では隠されてしまうであろう音のディテールまでリスナーの耳に届けられるのです。再生にはアーチファクトは一切なく、FMノイズや貧弱なデジタル受信の影響もほとんど受けることがありません。

フラウンホーファーのSonamic Panoramaは、小型、中型、コンパクトクラスの車両用として開発されました。そのアルゴリズムは一切の追加ハードウェアを必要とせず、既存のすべてのスピーカー構成(最小4つのスピーカー位置)に利用することができます。最良の効果を得るには、中央スピーカーを設置することをお勧めします。