Fraunhofer upHear没入型オーディオ・バーチャライザー

概要

コーデックに依存しないオーディオ・ポストプロセッシング技術であるFraunhofer upHear没入型オーディオ・バーチャライザーにより、サウンドバーやテレビなどの量販消費者デバイスで真の臨場感溢れる3Dサウンドが実現します。

Fraunhofer upHearを組み込むことで、リビングルームに高度なスピーカーを設置することなく、入力ソースの種類を問わず、民生機器で魅力的な臨場感あふれる3Dオーディオ体験を実現することができます。

洗練された信号分析に基づき、ハードウェアとソフトウェア処理の相乗効果およびフラウンホーファーの経験豊富なサウンド設計者による個々のチューニングにより完成されたFraunhofer upHearを利用することで、サラウンド・サラウンド・スピーカーなしで3Dオーディオ・サウンドバーの設計が可能となるため、ハードウェアのコストが低減します。


課題

高品質のストリーミング・サービスにより、UHD-TV放送やBlu-rayディスクで消費者が没入型オーディオ・コンテンツに触れる機会がますます増加しています。

これまでは、家庭で没入型サウンドを再生するには、従来型のサラウンド設定に加えてオーバーヘッド・スピーカーが必要でした。多くの場合、こうしたシステムを設置しているのはオーディオ愛好家に限られていました。これには多くのラウドスピーカーや配線だけでなく、専門知識を必要とすることから、大半の消費者にとって、それを家庭に設置するのは実用的ではありませんでした。

従来型の3Dラウドスピーカーの欠点を認識した当社は、高品質なサウンド再生を損なうことなく、便利かつ設定が簡単な高品質の3Dオーディオ消費者体験を開発するという課題に取り組んできました。

 

 

当社のアプローチ

実際のソフトウェア・アルゴリズムに加えて、サウンド・エンジニアによるデバイス固有のチューニングとハードウェア仕様に関するコンサルタントが当社製品における不可欠な要素となっています。

当社の技術は、オーディオ知覚信号処理やさまざまな空間オーディオ再生分野における20年以上の経験に基づくものです。

オーディオの卓越性の実現に専念するフラウンホーファーIISは、インテリジェントなオーディオ信号処理技術と芸術的な願望を組み合わせることでこの卓越性を追求しています。研究者や開発者、およびサウンド・エンジニアが学際的チームとして協力し合うことで、技術的にも芸術的にも優れたオーディオ技術を開発しています。

製品の特長

メーカーのメリット:

特定のハードウェア設計に最適化された没入型オーディオ再生

オーディオ・コーデックに依存せず、MPEG-Hでエンコードされたコンテンツで検証済み

従来のステレオとサラウンド・コンテンツの高度なアップミックスを実現

 

消費者のメリット:

設定が簡単ですぐに使える仕様であるため、ケーブル配線の混乱や適切なスピーカーの位置を定める必要性が皆無

驚異的な没入型サウンド再生&ステレオとサラウンド・サウンドバーの劇的な改良

あらゆるコンテンツ(ステレオ音楽、映画のサラウンド・サウンドなど)の元のオーディオの真正性を維持しながら、それを没入型オーディオ体験に変換

ハードウェア要件

Fraunhofer upHear没入型オーディオ・バーチャライザーの最高のサウンド生成品質を実証する没入型サウンドバーのハードウェア・リファレンス設計を提供しています。リファレンス設計は、サテライト・スピーカーなしの単一エレメントのサウンドバーに基づいています。リファレンス設計仕様を多少変えることも可能です(メーカーのカタログから利用可能なドライバーを選択するなど)。

さらに、Fraunhofer upHearは既存のサウンドバー設計にも適用することができます。

製品提供に関する情報

Fraunhofer upHear没入型オーディオ・バーチャライザーは、組み込みシステム用の最適化されたオブジェクト・コード・ライブラリとして提供することができます(アナログ・デバイスやTexas InstrumentsのDSPなど)。CEメーカーにライセンス供与します。