概要
現代の消費者は、プロ仕様のデバイスであろうとなかろうと、録音の自然さと、没入感のあるサウンドまでをも期待しています。つまり、360度カメラなどのモバイル機器の内蔵マイクでさえ最高品質の音声キャプチャー能力が求められているということです。そこでフラウンホーファーは、空間オーディオ・キャプチャー・アルゴリズムによってupHear空間オーディオ・マイクロホン処理を開発しました。このソフトウェアは、空間サウンド処理を用いて、元の体験を再現するハイレゾ没入型空間サウンドを創り出します。
この実現には、主に3つの特長が関わっています。音声源、異なる楽器、有数の音響イベントなどの指向性音源が高精度に定位されること。同時に、スタジアムの背景環境やコンサートホールの反射音などの環境音も録音されること。さらに、高品質のサウンド処理によって、人工音がなくなること。この3点を合わせることで、超小型デバイスやマイクロホンの配置にも高性能のサウンドを実現します。